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下半身付随の障害を持つ芸術家Sue Austin、車いすで海を泳ぐ「自由」を表現したパフォーマンスを公開!




Freewheeling / Sue Austin

イギリス出身のアーティストSue Austinは、病気が原因で下半身が不自由になり現在は車いすで生活しています。自分の足で歩くことはできなくなったけれど、彼女は車いすのおかげで外出ができたり、好きな人に会いに行けたりと再び自由を手に入れることができました。その一方で周囲の人々は車いすでの生活について「限界」「不安」といったマイナスなイメージを持っていることに気がつきました。障害を持つ人とそれを見守る人、双方の『車いす』へのイメージの不一致を解消したいと思い、彼女はFreewheelingを行いました。車いすで海を泳ぎ回る姿は世界中に衝撃を与えました。勝手に無理だと思い込んで行動を制限してしまうことが、いかに愚かでもったいないことなのかを彼女は自身の体で証明しました。

立派なあご髭を無表情でいじりまくる、超絶おちゃめなおじさん!




Magic Beard / Ben Garvin

米ミネアポリス出身の写真家Ben Garvin。普段は人々の日常を記録していますが、今回はちょっと違うようです。自分の顔を画面いっぱいに撮影し、立派にたくわえたあご髭で遊びまくっています。櫛を泳がせたり野菜を出したり…髭でここまで遊ぶかってほどのいじり具合。しかも絶対楽しいはずなのに、なぜか無表情。考えれば考えるほど謎が深まります。でもおちゃめなおじさんを見ていると、なんだか自然と笑顔になっちゃいます。

日本では当たり前の電車居眠り、外国では『信じられない光景』として話題になっている!







Tokyo Dreams / Nicholas Barker

ラジオやテレビ番組の制作に関わっているNicholas Barker。彼は日本の文化にとても興味を持っています。特に気になったのは電車で眠る人々。日本では電車内で眠ることに抵抗はなく、むしろ席に座れば当たり前のように瞼を落とします。しかし、他国ではスリや暴行事件が多発していて電車内で眠ることはとても危険な行為とされています。日本は就業時間が長く、さらに残業もあるため電車内で少しでも休息を取ろうとする人が多いと思います。しかし、それは他国の人からすれば“働き過ぎ”と言われることもしばしば…適度に仕事をして家でゆっくりと休息をとった方がいいという考えが一般的なようです。無防備な姿で眠る日本人、またそれを見て見ぬ振りをする周りの人々などはNicholasにとって不思議で仕方ありません。普段何気なく見かける風景も、文化の違いで映像作品として生まれ変わるということにとても驚きました。

絵の中にいる作者を探せ!Chadwick & Spectorが仕掛ける錯覚を利用した至極のボディペイント!












Museum Anatomy / Chadwick & Spector

芸術家Chadwick GrayとLaura Spectorの2人で構成されたデザインデュオChadwick & Spector。長年タイで活動していましたが、現在は米テキサス州に拠点を移しています。ボディペイントの枠を超えたペインティングアートは、一度見たら忘れることのできない強烈な印象を残し世界中で話題になっています。自身の目や輪郭を活かし「どれが本当の顔なの?」と思わず探してしまう、まるでトリックアートのような作品です。メイキング映像では、作品が出来上がる過程を見ることができます。お互いに信頼し、アイデアを共有できているからこそ成し得る技。そして、なんといっても楽しそうに制作をしている2人を見ているだけで、なんだか制作意欲が湧きあがります。

Carl Warnerが生み出す、人体の曲線美を活かした幻想的なデジタルコラージュ!







Otherscapes /  Carl Warner

イギリス・リバプール出身の芸術家Carl Warner。彼は幼い頃部屋に飾られていたSalvador DaliとPatrick Woodroofeのポスターに影響を受け、芸術家の道に進むことを決断しました。絵画や写真を学び、今では数々の作品を生み出す有数のシュルレアリストして名を轟かせています。今回紹介する作品は、人体の曲線美を生かしたデジタルコラージュです。連なる山脈や波打つ雲のような、思わず見入ってしまう幻想的な世界が広がっています。

食物連鎖の頂点にたつ人間のエゴが生み出した、本革シューズについてあなたはどう思う?





fantich&young

fantich&youngはMariana FantichとDominic Youngの2名で構成されたアートデュオです。この作品では1050本の歯をゴム底にはめることで、古典的なオックスフォードシューズの概念を再解釈しています。彼らはオックスフォードシューズのことを“Apex Predator Shoe”と呼んでいます。Apex Predator=頂点捕食者、すなわち実質的に自分自身を捕食するものがいない、食物連鎖の頂点に位置する捕食者が履く靴ということです。共存していた動物と人間が、自然の進化の中で肉を食べ、皮を履きつぶす、今となっては当たり前のことですが命をいただいているという忘れてはならない事実があるのです。加工された皮からは動物の存在を感じさせませんが、歯があることで足下に命があることを再認識させます。見た目にインパクトがあり、中身も考えさせられる深い作品です。

2520枚の写真を手作業で加工し制作された、Abbie Stephensのコマ撮りアニメ!切ないストーリーにも注目!





Table Beggar /  Abbie Stephens

ロンドン在住のアニメーターAbbie Stephens。彼女はナイキやMTV、ディスカバリーチャンネル、プレイステーションなど様々な企業をクライアントに持ちフリーランスとして活動しています。今回紹介する『Table Beggar』はロンドンのエレクトロ・デュオLoose Fitの楽曲のミュージックビデオとして作成されました。UKMVA(UKミュージックビデオアワード)やBritish Animation Awardにノミネートされ注目を浴びたこの作品。見所はなんといっても奇妙なストーリーと手作業で切り取られたシルエットです。制作2ヶ月、計2520枚もの写真を機会を使わずに手でちぎっていくのだから大変。その根気がアニメーションにいい風合いを与えているのだと思います。撮影風景や監督が一枚一枚紙を加工していく様子がみられるメイキング映像もあるので、ぜひみてください。


脳で演奏する新進気鋭の芸術家Lisa Park!楽器で演奏する時代はもう終わったようです。







Eunoia /  Lisa Park

韓国出身、現在はニューヨークで活動しているLisa Park。彼女はアメリカ・カリフォルニア州の美術大学Art Center College of Designでファインアートに出会い、絵画やインスタレーション、写真、映画について学びました。その後ニューヨーク大学の大学院、ITP(インタラクティブ・テレコミュニケーション・プログラム)でプログラミングソフトウェアを使った芸術表現に日々向き合いました。そんな勉強熱心な彼女の生み出す作品は、どれも凡人な私の想像を遥かに超えるものばかり。その中でも特に気になったのはこの『Eunoia』という作品。EEGセンサーを使い脳波を測定、そこで収集されたデータはプログラミングソフトウェアでリアルタイムに変換され、音の振動を調節します。ついに脳で音を奏でる時代になったのかと、つくづく技術発展を確信させられます。

親子、兄弟、いとこの顔が似すぎ!恐るべし遺伝子の作用をアートにしたUlric Collette!

兄弟

いとこ

母娘

娘父

双子

父息子

父娘

GENETIC PORTRAITS / Ulric Collette

カナダのケベック州で活動する写真家、グラフィックデザイナーのUlric Collette。彼は独学で写真やデザインを学び、地元のデザインスタジオでアートディレクターをしていました。独学で磨き上げた感性と、デザインスタジオで鍛えられた編集技術を活かし様々な作品を手掛けてきました。このGENETIC PORTRAITSは、遺伝子の神秘的な関係性をアートで表現した作品です。多くの方は久しぶりに会うおばさんに「お母さんに似てきたね~」「お兄さんにそっくり」などと言われた経験があるでしょう。私もよく言われますが、いつも内心は「いや全然似てないです。そんなこと思ったこともありません」と全否定したい気持ちでいっぱいなのです。しかし、この作品を見てあ然としました。親子、兄弟、いとこ、髪型やメイクこそ違うもののやはり似ているのです。ただ顔だけが似ているわけではなく、内面から溢れる表情までもそっくり。遺伝子ってこんなにも強く作用しているんですね。みなさんも身内の写真を見比べてください。きっとあなたにそっくりの人が見つかるはずです。

アメリカの大手ブランド『Wonder Bread』の食パンを、彫刻作品にしてしまったMilena Korolczuk!






Milena Korolczuk

ポーランド出身、アメリカ・オークランド州在住の芸術家Millena Korolczuk。彼女は、毎朝食べているWonder Breadの食パンを使った彫刻作品を生み出しました。Wonder Breadは日本では聞き覚えがないですが、アメリカではポピュラーな大手パンブランドで、全粒粉とかオーガニックとかには縁がない昔風のさらしたように真っ白で、スポンジみたいな感触の白い食パンだそうです。私はお見かけしたことがないですが、大体のスーパーで安価に手に入る庶民的なパンのようです。そのパンを丸めて彫っていく、しかも顔はかなりリアル。日本の食パンは高級志向になってきて、バターをふんだんに使った美味しいパンが増えてきました。きっとそのようなパンは、油分が多くこの作品には向かないと思います。そしてもったいない。もしこの作品にチャレンジをしようと思ったら、スーパーで比較的安く手に入る油分の少ないもの、または素描などで使い古した食パンを使うことをおすすめします。

あなたはどう思う?遺灰を使った肖像画を披露したチェコの芸術家romantyc!









vykradač hrobů / romantyc

チェコの芸術家romantyc。地元では電波ジャックや信号機を改造して逮捕されるなど、お騒がせアーティストとして名高いようです。そんな彼がまた世間をにぎわす作品を生み出しました。このvykradač hrobůという作品、チェコ語で『墓泥棒』という意味で、なんと遺灰を使って肖像画を描いているのです。作品の紹介文には「あなたが6歳の時、母親が亡くなったとしよう。あなたは母親を骨つぼとして見るようになる。死ぬまで写真の中の母親しか知らないことになる。あなたは思うはずだ、彼女を骨つぼから解放する手立てがあるはずだと」と記されています。これは、例えの話ではなく彼の実話から来ているようで、実際にromantycは6歳の時に母親を亡くし、それ以来母親の死に向き合おうと努めてきたのです。遺灰の入手先については公開していませんが、火葬場で残った遺灰がゴミ箱に捨てられているという現状や60年代のチェコの芸術家は遺灰を画材として使っていたことなどを語り、遺灰を使うことはショッキングなことではないと話しました。意見の分かれる作品ですが、切ない実体験と向き合い全力で表現している姿にとても感動しました。