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人体への悪影響も忘れてしまうほど美しい、ウイルスを題材にしたガラス彫刻!












Glass Microbiology / Luke Jerram

イギリスの芸術家Luke Jerram。彼はマスメディアでよく目にするウイルスの再現映像に疑問を抱いていました。医療系の番組では視聴者にわかりやすくする為なのか、ウイルスに赤や青の着色を施しています。医療について知識のない視聴者にとっては、ウイルスには色がありますと言われればそれを鵜呑みにするしかありません。(現に私たちは憶測で塗られた博物館や映画の恐竜の色を緑や茶色と認識しているのです。)そんな誤解を招きたくないという思いで作られたのがGlass Microbiologyです。透明なガラスに浮かぶ刺々しい突起や不気味に曲がる細い糸。余計な着色がないぶんリアルに感じられ、こんなものが体内にあったら…と考えるだけで身の毛がよだちます。美しく透過する光とその陰に潜む闇、どちらもバランスよく表現されたすばらしい作品です。

食物連鎖の頂点にたつ人間のエゴが生み出した、本革シューズについてあなたはどう思う?





fantich&young

fantich&youngはMariana FantichとDominic Youngの2名で構成されたアートデュオです。この作品では1050本の歯をゴム底にはめることで、古典的なオックスフォードシューズの概念を再解釈しています。彼らはオックスフォードシューズのことを“Apex Predator Shoe”と呼んでいます。Apex Predator=頂点捕食者、すなわち実質的に自分自身を捕食するものがいない、食物連鎖の頂点に位置する捕食者が履く靴ということです。共存していた動物と人間が、自然の進化の中で肉を食べ、皮を履きつぶす、今となっては当たり前のことですが命をいただいているという忘れてはならない事実があるのです。加工された皮からは動物の存在を感じさせませんが、歯があることで足下に命があることを再認識させます。見た目にインパクトがあり、中身も考えさせられる深い作品です。

オランダの歴史ある景観を損なう変電機をカモフラージュ!コンクリートの固まりで隠れていた美しい町並みを再現!









Roeland Otten

オランダ出身のデザイナーRoeland Otten。彼はロッテルダムの歴史ある美しい景観が、コンクリートの固まりでできた変電機によって損なわれていると感じていました。そこで、変電機を残しつつ景観を損なわないものを作ろうと考え生み出されたのがこの作品。変電機で隠れてしまった風景を高解像度で撮影し貼付けています。犬や車の入ったリアリティある風景もあれば、モザイクアートで日常の中の非日常を演出する風景があったり、ただのカモフラージュではなく変電機自体が芸術作品として成立しています。

アメリカの大手ブランド『Wonder Bread』の食パンを、彫刻作品にしてしまったMilena Korolczuk!






Milena Korolczuk

ポーランド出身、アメリカ・オークランド州在住の芸術家Millena Korolczuk。彼女は、毎朝食べているWonder Breadの食パンを使った彫刻作品を生み出しました。Wonder Breadは日本では聞き覚えがないですが、アメリカではポピュラーな大手パンブランドで、全粒粉とかオーガニックとかには縁がない昔風のさらしたように真っ白で、スポンジみたいな感触の白い食パンだそうです。私はお見かけしたことがないですが、大体のスーパーで安価に手に入る庶民的なパンのようです。そのパンを丸めて彫っていく、しかも顔はかなりリアル。日本の食パンは高級志向になってきて、バターをふんだんに使った美味しいパンが増えてきました。きっとそのようなパンは、油分が多くこの作品には向かないと思います。そしてもったいない。もしこの作品にチャレンジをしようと思ったら、スーパーで比較的安く手に入る油分の少ないもの、または素描などで使い古した食パンを使うことをおすすめします。

3Mの付箋『POST IT』で作った、色鮮やかでファンタジックな壁面アート!








POST IT / Gabriel de la Mora

メキシコの芸術家Gabriel de la Moraが生み出したこの作品。タイトル『POST IT』といえばもうおわかり、あの有名メーカー3Mの付箋POST ITを使っています。現在、学校や職場で活用している方も多いと思います。そのPOST ITの特徴はカラフルな色、そして様々な用途に合わせて選べるサイズや形です。一口に付箋といっても、最近ではここまで種類が必要なのだろうかというくらい文房具屋さんにはたくさんの付箋が並んでいるのを目にします。それを見るたびについつい手が伸びていつの間にかいくつかの付箋を握りしめレジに並んでいたことがありました。それほど、付箋は使い勝手だけではなくデザイン性にも優れているということです。そんな素材を芸術作品に活かすというのは自然なこと、しかし今まで誰もやっていなかったのです。アートの抜け穴を狙った素敵な作品です。

イラストにしか見えない!でもちゃんと花が挿せちゃう魔法の花瓶コレクション!






thin black vase / nendo

nendoは2002年に佐藤オオキ氏を中心に設立された、建築、インテリア、プロダクト、グラフィックなど幅広い分野のデザインを手掛けるデザインオフィスです。国内外で数々の受賞歴を持ち、代表作品はニューヨーク近代美術館やポンピドゥーセンター、ビクトリア・アルバート博物館など世界の主要美術館に収蔵され、世界中がnendoの作品に注目しているのです。thin black vaseは2010年にロンドンのサーチ・ギャラリーで発表した“thin black lines”のコンセプトをもとに商品化された花瓶のコレクションです。まるで紙にペンで描いた絵のような、平面的で素朴な作品です。この絶妙なゆるさがたまらない。実際に花を挿してみると、平面と立体がうまく調和されて美しいです。「本当に花瓶なの?!」と4度見してしまうほど、インパクトの強い作品です。

小さい頃の夢、消えない巨大シャボン玉が生み出すメルヘンな世界。







Bubbles /  Luka Fineisen

地面に張り付く大きなシャボン玉がとてもメルヘンでロマンチック。この作品を手掛けたのは、ドイツの彫刻家Luka Fineisen。彼女の作品には、シャボン玉や泡を使ったものが多く、そのふわふわとした形と女性ならではのやわらかな表現が作品をより美しくさせます。シャボン玉の透明なドームは、周りの風景を反射し場所によって様々な表情を見せます。いつかは弾けて消えてしまうんじゃないかという儚さも作品の魅力の一つです。

超ダンディ、超セクシー!ルーブル美術館の石膏像に服を着せてみました!









Hipster in Stone / Léo Caillard

ルーブル美術館に展示されている石膏像に洋服を着せた、ちょっぴりお茶目な作品。もともと裸体の像だった彼らであるが、一度服を着てしまうとなんだか裸にするのがかわいそうな気がする。それにしても、腕や脚の筋肉、胸の曲線の美しさが服を着せることでより際立ったように思える。あと関係ないが石膏像って以外に美男美女揃いだったのね。新しい発見がたくさんあった作品である。